犯人は写真に撮っていた

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「友人といる場面を犯人は写真に撮っていた」写真? そりゃー、千秋さんを刺すぐらいだから、その前の段階でつきまとい、彼女の写真を撮ることぐらい想像できる。 だが、それと……。「ちょっと待って下さい。ひょっとして、このマンションの屋上から写真を撮った、というつもりですか」

「赤木君。ひょっとしてではなく、立派な証拠があった。殺人現場の靴跡と、このマンションの屋上に残っていた靴跡、ピタリと重なりあった。犯人の名前も判った、光田勝彦と言う」何なんだよ、何がなんだか良く分からない。

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「洋介。そんなに落胆するなよ。お前に責任はない。屋上の鍵は掛けていたんだ。この件に関しては忘れろ。そうだ、これを渡しておこう。山岡警部補が持って来た、犯人の似顔絵だ。今日の夕刊か明日の朝刊には載るものだから秘密ではない。貰っておけ、いいな」

 手渡されたB5サイズの紙には、若い男の顔が描かれていた。これが犯人か、特徴らしきところがない。髪の毛が長い訳ではないし短い訳でもない。やや眉毛が濃いが、それが特徴は言えない。

 そういえば古谷は言っていた。ストーカーをする人物は行為から想像するような変わった風貌をしている人間ではないと。言い換えれば普通の人間だ…続きはこちら→改めて似顔絵を見た

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