警官が古谷の事務所

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 驚くのは私の方である。どうして警官が古谷の事務所にいるのだ。しかも警官がいるのにも関わらず古谷は私を呼んだのだ。どんな意図があるのだろう。「赤木、紹介しておくよ、こちらが南警察署に勤務する山岡警部補だ。今は殺人事件の合同捜査本部が置かれた広島県警で犯人を特定するチームで指揮を取る立場の人だ。失礼のないようにな」

 改めて紹介されても、何と言えば良いのか咄嗟には言葉が出てこない。それに警察官という認識で見ると、タヌキ顔とはいえ、それなりの風格が漂っている気がして近寄りがたい。

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 さらに、ずんぐりむっくりした筋肉質の肉体が、警察官として鍛えられた強さを表しているようで、心強さを感じさせる。 私が戸惑っている事を見抜いたのか、警部補が口を開く。

「先日、わしとはここの下で出会ったから覚えているよな。警部補をやらしてもらっとる山岡幹啓だ」

「はいっ、私は赤木洋介といいます。よろしくお願いします」

「実はな、赤木君。参考になるかどうかは分からないが、殺された千秋さんは君のすぐ近くに来ていた。先々週の金曜日だ。場所は、ほれっ、通りの向こうに見える八階建のマンションだ。友人がそこの六階に住んでいて、よく遊びに行っていたらしい。」

「それが今回の事件と、どう結びつくのですか」Go→犯人は写真に撮っていた

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